1998年発売

いちょうの舞う頃 ~AutumnColors~ (Types)1998/10/09

ネタバレは背景色に重ねてあります。見たくない方はドラックしないようにご注意を

1998年作品です。2003年と2009年に再プレイして書き直しています。

Ityou_pac_2 タイトル
いちょうの舞う頃
~AutumnColors~
メーカー・ブランド
Types
ジャンル
アドベンチャー
原画:わがすりあ狂介
シナリオ:林ふみと
音楽:西野尚利
対応機種 日本語Microsoft(R) Windows(R)95/98/が正常に動作する機種
必要環境
パッケージ 硬い紙箱 アニメーション なし
マニュアル A5サイズの
美麗なマニュアル
音楽構成 CD-DA
CD枚数 CD-ROM 1枚 (主題歌あり)
特典 マウスパッド 音声(ボイス) なし
必要時間 1周3時間半 全体10時間 回想モード CGアルバム
発売日 1998/10/09 サウンドアルバム
システム シナリオ グラフィック H度 音楽 総評

2
8 50(80)
2009←1998
ゲームデザイン キャラクター キャラデザ H度加点 音声
5
7
7
2
0

○概要

秋の恋の『せつなく』『もどかしい』をテーマにした恋愛ノベルアドベンチャーゲームです。
主人公悠介と彼を取り巻く4人のヒロイン達のせつない純愛を描いています。
もどかしさ・・せつなさが伝わってくるなかなかの良作です。

1998年以来の再プレイ。当時の文章を補足修正しながら書いています。
尚、この作品はWindows95/98対応作品の為、WindowsXPではインストールができません。
Babel's web page様の公開しておられるツールを使用した上で互換モードでプレイしております。

○システム

システムは選択式のアドベンチャーゲームです。
発売当時にヒットしていたビジュアルノベルの形式を選択していますね。
Image3

当時定番だったビジュアルノベル系。
システム設定的には「文字表示速度」が『遅い』『速い』『ノーウェイト』の三段階。
後は、ウィンドウとフルスクリーンの切り替え、フォントの切り替え
後は右クリックから「次の選択肢まで飛ばす」「SAVE」「LOAD」「テキストを消す」
「次の選択肢まで飛ばす」は既読文章をすばやく遅れます。既読スキップですね。
「Ctrlキー」で強制スキップも可能。
「SAVE」は8個。少し少ないです。
「テキストを消す」はビジュアルノベル形式なので立ち絵を見る場合は
かなり使用します。
回想モードには「CGアルバム」と「サウンドアルバム」を配備。
「CGアルバム」はサムネイルをクリックするタイプ。
「サウンドアルバム」は曲名をクリックするタイプ。


まあ、ノベルの最低限の機能は完備ということでしょうか。
某社のビジュアルノベルの選択肢が増えたりしないものという考え方も・・w

○シナリオ

シナリオはテーマをきっちり網羅しています。
朴念仁の主人公とヒロイン達(特に幼なじみのまこと)のどこか『もどかしい』純愛。
不器用に傷つけあったりするもどかしさ・・そういう切ない雰囲気が漂ってます。
Badエンドにも納得させられました良質なシナリオであるとおもいます。
秋にふさわしい『せつない』ストーリーを提供してくれています。
当然純愛系のシナリオです。Hゲーというより恋愛小説もしくは
恋愛ドラマを見る感じで楽しむのが良いのではないでしょうか?。
基本的には先輩編と後輩編に分かれます。
選択肢的には究極の選択(どちらかを選ぶ)が多いですね(笑)。


吉沢まこと 綾瀬杏子の先輩ルートと
松山千枝 若月みやこの後輩ルートからなります。


さらにそこからそれぞれのヒロインに分かれる感じですね。
日常を繰り返す手法。10/9~11/中旬までの物語り。
主人公が受身なのでプレイヤーは歯がゆい感じ。
BADエンドを確認するとそれも製作側の意図のようですが・・。

どこか懐かしい純愛ノベル。エロ氾濫の時代にこそ読んでみると懐かしい。
(ただ、一定の年齢に行ってない方だとエロ・萌共に薄くてダメだってことに
なるんでしょうけどね)

彼女の手を繋いだだけで顔を赤らめドキドキする主人公に
手をつながれただけでドキドキもじもじするヒロイン。
そんな懐かしい世界が楽しめるだけでも良いのかも知れません。

○キャラクター

Image
吉沢まこと
・・主人公の幼馴染でお隣さん。父親が仕事一辺倒で離婚して父親と二人暮らし。
主人公にお節介を焼く幼馴染の鏡。少し怒った顔がチャームポイント。
主人公をほっとけない光線を出してますよ。ホントに。
二人でいる事が当たり前だった二人の関係が崩れるとき・・・。
すれ違いを乗り越える二人が良いシナリオです。
(ネタバレ)
主人公ヘタレ。大澤哀れ。照れくささと安心感からか踏み出せない主人公は
まことちゃんを不安にさせまわりにも大迷惑ですよ。
ほら・・言うじゃないですか、いつまでも有ると思うな嫁と金。(違
ま、美味しいごちそうが目の前でオープン24時間なのにラストしか
手を出せない主人公がもどかしいのですよ。
ただ、ハーレムルートが普通に存在するようになった今、再プレイしてみると
汚れていた自分が浄化されて行くようです。萌えとかは無いけど
古き良きヒロインですよ。超一途だしね。
まことの誕生日シーンで全然スルーされていた後輩二人があらわれたのは
びっくりしましたが、だって全然付き合いないよ主人公(w
あと、BADエンドと杏子ルートをワザと一回見てからクリアするとよりまことが愛らしくなります。
BADエンドに納得できる作品ってどれくらいあるんだろうか・・・
ちなみに先輩が諦めがいいのでこのルートでは修羅場っぽいシーンはありません。

(ココまで)

Image1_2
綾瀬杏子
・・元ラクロス部部長。3年生で主人公の先輩。学校の半分が狙う美人。
クールな美人かと思いきやちょっとお茶目で可愛いお嬢様。
雨の日に偶然の出会いをした二人は徐々に親しくなり・・。
(ネタバレ)まことルートではかなり諦めの良い彼女ですが・・自分のルートだと
まことを気にしながらも徐々に主人公に近づいていきます。
まことルートでの諦めの良さといい基本いい人ですよね先輩。
そして主人公の風邪を契機にしてデートをしてさらに近づく二人
しかし、先輩はフランスに行く為に主人公を・・・・。
このルートで注目なのは先輩よりもまことでしょうか?。
まことルートと違って主人公に愛していることをぶつけてきます。
後は、親友川西の活躍でしょうか?ま、そこは本編のお楽しみってことで
(もう買えねーよ。1998年作品なんかっって突っ込みを受けながら・・)
あと、このルートでは後輩ルートの千枝ちゃんが結構絡んできます。
ルートの整合性ってことではこっちの方が上手いかも。

(ここまで)

Image2
若月みやこ
主人公を好きになりラブレターを出すものの告白されても親友の千枝にお伺い立てる
もじもじぶりな見た目どおり予測どおりのキャラ。主人公の母親の小説が好きらしい。
(ネタバレ)
このルートではまこっちゃも主人公を弟ちっくに見ているのか応援してくれるが・・。
先に先輩ルートやったから複雑っす。でもこのルート不幸になる人が居らず、
みんなが応援してくれるルートなのである意味王道。
千枝がまことが応援してくれ、ゆっくりと愛情を育んでいって
最後はみやこのおとうさんという大きな障害がたちはだかりますが・・。
最後の最後だけ活躍する主人公が男らしさを見せるそんなルートです。
眼鏡はずして一番美人になるみやこちゃんに乾杯。
眼鏡っ娘好きからは批判でそうだけど^^;

(ここまで)

松山千枝
勝気な後輩。杏子先輩ルートでは主人公のお邪魔虫となり、みやこちゃんルートでも
主人公とみやこちゃんをくっつける為暗躍。そして分岐すればみやこちゃんを押しのけて(違
主人公とくっつくという・・(お)インパクトのあるどのルートでも出てくるヒロイン。
ラクロス娘ってこの頃からいたんだねぇ・・。むしろみやこルートでの方がインパクト強いか
(ネタバレ)
みやこちゃんの為に動いているのが変わり始めるのは手を繋ぐ練習での事故による
主人公との偶然のキス
「私、別にあんたのことなんか」から「その優しさが苦しい人だっているんだよ」
そして徐々にひかれていく二人。でも主人公はみやこちゃんと付き合ってて・・。
このルートでは主人公が最低・・。中途半端な優しさが仇となって人はそれをへたれと・・
ただ、主人公はだらだら行かずに解決しようとしていますね。
この主人公ホントにラスト付近しか動かないんだから。
主人公をひっぱたいて終わりにするみやこちゃんみやこちゃんの強さが見えるシナリオ
ま、何はともあれ、けんかする程中がいいって感じの二人のシナリオ。
頑固で勝気で一生懸命な千枝ちゃんでした・・。ただ千枝ちゃん脇の方が不幸な人
少ないんですよね・・

(ここまで)

秋山音子(茜音月子)
主人公の母親で小説家。まことを自分の子供のごとく扱ったり
みやこちゃんの憧れだったりするナイスおかん。こういうおかんいいなぁ


秋山友美
・・主人公の妹。朝、起こしてくれるギャルゲー必須の存在。
実際の妹は起こしてなんかくれねーよろかいっちゃだめ。
毎日がはじまらないでしょ?。場面転換に便利(ぉ
だんだん起きなくなる主人公に画面内が「ゆさゆさ」で埋め尽くされる。
とりあえずご飯作るときは味見しなさい。
後半は主人公を起こすのに鼻をつまむという技を使用するようになる。
2009年再プレイ時に思ってしまった汚れた妄想↓
これがエロ重視ゲーだったらあれを舐・・
ぎゃーすわしは汚れてしまったんじゃー!(ぉ



川西勝典
イイヤツ。妹さんがまことルートで活躍ならこっちは杏子先輩ルートで活躍。


つぐみちゃん
グラフィックすらないが主人公と毎日喋るクラスメイト。こういう脇役にグラフィック
があると若干評価変わるのだけど。

アキ
主人公のクラスメート。ゲーム後半で彼氏が出来たことが語られるのみ

まき
まことのクラスメイトで友達。主人公を弟君及ぶ。彼女に伝わると三年中に広がるらしい。
これもグラフィックないけどイイアジだしてるキャラ。

3組の鈴木
2年生のゴシップ記者並みの人物。彼に伝わると悪いように広がります^^;

5組の大澤
某ルートで主人公のライバルとしてヒロインに告白する人物。
でもバットエンドでヒロインの結婚相手が彼で無い罠。グラフィックあるけど存在薄っ

○グラフィック

原画はわがすりあ狂介さん。独特な絵柄が合わないという方も多いようですが
個性的で個人的には好きでした。手書きの背景。薄いというか地味な塗り。
ヒット作の王道や定番からは離れてますし、枚数も64枚と多くないですが
プレイ中は枚数の少なさを感じることはありませんでしたし、
この作品の雰囲気にはひじょうにあっている気がします。

ただ、見直してみるとHシーンでキャラが別人になっていたり
眼鏡が大きすぎるだろ?とか気になるところも少々。
でもお気に入りのシーンも多いんですよね。

グラフィック64枚。Hシーンは16枚。
お気に入りは殆ど銀杏の葉の描き込まれたシーンとラスト付近。
やっぱりこの辺に製作サイドも力が入ってるってことでしょうか?。


○エッチ

純愛系ご褒美H。結ばれた証にHシーンがあるという純愛系エロゲの
オーソドックスな形。描写の弱さ。尺の短さ。H度の低さはなんとも
仕方ないとはいいえ、エロゲはエロくになった私にはちょっとさびしいかも。

1999年当時は純情だったんだなぁと自分を美化してみたり
性向的にはフェラ・正上位・後背位・クンニ程度。
学校でのHが1キャラだけありますがこれも純愛。
各4枚で差分もないので、Hは薄いですね。


○音楽・音声

音楽は西野尚利さん
CD-DAです。
音楽はサウンドアルバムで25曲。
主題歌が今、聞いても良い感じなのを初め物語をしっかり盛り上げてます。
英語の主題歌って珍しいですよねぇ。


1998年作品なので音声は無し(当時はある方が珍しかったので)

○まとめ

恋愛小説を読む感じのビジュアルノベル。
少しもどかしく懐かしい純愛ノベルですね。
学生時代の懐かしい恋愛模様のノベルとしては読める作品でした。
ただ、主人公が受動的な流れが多いので、そういうのがダメな人は
厳しいかな。後は、絵柄が特徴的なので合わない人も厳しいかも。
あと、キャラの顔が結構別人になってたり、粗い部分も・・。
ただ、個人的には大好きなシーンもあるのですよね。

あと、ある程度以下の年代の方は古臭いと思われるかもしれませんね。
1998年に発売された純愛系ビジュアルノベル。
当時としては良い出来でわたしぐらいの年齢だと今やっても懐かしい作品。

「萌」とかを求める時代にプレイされてる方には厳しいかもね

手を握るだけでどきどきする・・そんな恋愛もうないのかな・・
注:そのままではWindowsXPでインストールできません
Babel's web page←わたしはここのお世話になりました

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